添削先生

Writer: Rie nishizaka

先日、国税庁時代の上司であるHさんと先輩Kさんとご飯を食べに行った。

Hさんの希望で文京区白山の「焼き鳥 八巻(やまき)」へ。

ここの焼き鳥は絶品なんですよ。特に「ちぎも」っていう鳥のレバーがね♪

決して安くはないのだけれど、高くてもここまでうまいならいいかなぁって感じ。

カウンターで3人で焼き鳥食べながら、いろいろ話をしました。

Hさんは、私が国税庁勤務2年目の時に仕えた上司。
いろんな意味でお世話になりました。

Hさんは一言でいうと「動じない人」。

国会質疑なんて入ると、かなりバタバタして、どんなに優秀なキャリアでも、緊張で当り散らすもんなんだけど、この人はまったく動じない。いつもどっしりと構えていて、周りの状況を良く見てる。

だから、周りがパニクっていても、私は常にこの上司のことだけを見て、落ち着いて仕事ができた。

この人が慌てたり、パニクッたりしたら、それは本当にやばい時なんだって思えたから。

上司の感情って部下にダイレクトに伝わるもんだからね。

それともう一つ。

Hさんは文章がやたらうまかった。まあ優秀な人だから当たり前なんだけど、伝えないといけないことが、少ない文言で確実に伝わる。本当脱帽するぐらい文章がうまかった。

後にも先にもHさんぐらい文章のうまい人って私は知らない。

そんなHさんの下にいて、物書きをやっていたときのエピソード。

粗々の文章が出来上がるとまずは直属の上司であるHさんに、そしてそれが通ったら次の上司、そして次の上司と行く訳なんだけれど・・・。

あれはなんの資料だったんだろう・・・。

部内的なものだったような気がする。

悩みに悩んで書き上げた文書。

それをまずHさんでかなり直された。でもやさしいなと思ったのは、かなり気を遣って私の言葉を残してくれたこと。

本当は全部直したかったんだろうけどね。

そして次の上司へ・・・。

通常Hさんが直すとそのままスルーであがるんだけど、次の上司が直したところは、私が書いた箇所だった。

ここでかなりのダメージ。HPが1000ぐらい減りました。

そしてまた次の上司。

その時点では私の文章は微塵も残っていなかったから、直されようもないんだけど、なんと最終的に上司がいった一言。

「表題変えたら?」

「が〜ん!そこまで手をいれますか・・・。」

ここでHPは完全に0になりました。

私が悩みに悩んで書き上げた文章は、表題諸共全面的に書き換えられ、まったく別物として生まれ変わりました。

落ち込む私にHさんが言った言葉。

「人が書いた文章を直すのは簡単。自分でオリジナルで書き上げることは大変。だからお前がやった努力は無駄にはならない」

はあ〜。思い出しても涙がでます。

今、私がこんなに文章を書くのが好きなのは、Hさんのおかげです。

Hさんに文章を添削されて励まされて今の西坂がいます。

今だってHさんからしてみれば、私の文章なんて読みにくいことこの上ないと思うけど、でも楽しんでかいているのでその辺は許してちょ♪

添削先生。これからもよろしくお願いしますね。


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