業界のゆがみ

Writer: Rie nishizaka

最近、以前スクールで一緒にマッサージを学んだ友達が突然開業したいと言ってきた。

結局いろいろあって断念したんだけど・・・。

私がセラピストになりたくてマッサージのスクールに通ったのは約4年前の夏。
私は卒業前から独自で客をとって施術していたけど、冒頭で開業したいと言ってきた子は、卒業後、ほどなくして日本でも有名なアロマスクールに入り直して、またアロマの勉強を始めた。
技術的には卒業したスクールで十分だから、とりあえず自分でやってごらんって言ったような気がするけど、ちゃんとした名の通ったスクールを卒業すれば、そこのサロンでセラピストとして雇ってもらえるからって言われて、確かにそのほうがいいかもねなんて言って別れたの。

でもね・・・。2年近い勉強期間と200万弱かけたおカネは、今をもってしても一銭も回収できていない。

だって就職がないんだって。たくさんのおカネをかけてものすごい努力して資格をとったのに、卒業したスクールにさえ就職できないの。

そもそも募集がないんだって。それってどうなんだろうね。

資格取得、特に国際ライセンス取得のコースなんてプロを養成するためのカリキュラムだよ。
一年間通わせてざっと100万以上。その前に国内のアロマセラピストを取得することが条件になるからその受講料で60万以上。
私が卒業したスクールが30万だったから、しめて190万。
こんだけ受講料を払わせて、卒業したらうちでは募集はしていないから、あとは自分で勝手に生きていってくださいって、無責任のような気がする。

専門学校じゃないから、そこまで義務を負わないのは分かるけど、なんだかぼったりスクールみたいで正直腹がたった。

生徒はカモじゃないよ。毎年毎年何十人も募集して何百万も払わせて、卒業したら知らんぷりってどうなのかね。

だから彼女は悩んで自分で開業する道を選んだ。

でも開業するって言ったって、それだけで生きていくのってかなりの覚悟がいる。

物件探しや集客、設備投資、メニューの頻繁な変更、技術の向上、いろいろ大変だよ。

結局、物件探しだけで疲れてしまって体調を崩してしまったよ。
もともと線の細い子だからね、寝込んだって聞いたときは私もかなり心配した。

しばらくして、開業はあきらめてセラピストじゃない仕事を探すって連絡がきた。

私の中では仕方ないなっていう思いと、そのほうがいいよって思いとが複雑に混在してた。

何か大きなことをするときには勢いって大事だもの。中倒れになるってことは、きっとまだその時期じゃないってこと。

いつか機会がくるのか一生機会がこないのかはわからないけど、彼女にとって今はその時期ではないってことが明確に分かってよかったと思っている。
何かあればまた応援したいなって心から思っているよ。お互い頑張ろうね。


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