知り合いに勧められて読んだ百田尚樹さんの「永遠のゼロ」。
泣いて泣いて・・・久しぶりにしゃくりあげるほど泣いた。
これほど泣いたのは「朽ちていった命」を読んだとき以来じゃないだろうか。
現代に生きる姉妹が特攻隊として亡くなった祖父の人となりを探るっていうところから始まる物語。
ほんとは内容をあれこれ書きたいのだけれど、ネタバレになるからやめておく。
途中ちょこちょこ泣くけど、最後の結末でエグ泣き全開ってことだけ言いたいかも。
初めは電車の中で読んでいたんだけど、どうにも涙ぐんでしまって先に進めないから家でじっくり読んだ。
結局家でも大号泣してなかなか読み進まなかったけど・・・。
なにをそんなにって思うかもしれないけど、自分の記憶にない戦争という不幸な事柄、亡くなった多くの命、悲しんだ多くの人たち。
その思いが一気に活字から気持ちに流れ込んでしまってちょっとパニックになっちゃったな。
この本、機会があったら一度は読んでほしい。
戦争を忘れないとかそんな話ではなくて、あの時代を生き抜いた、あるいは亡くなった人たちの生き様を忘れないでほしいって言う意味で。
なんだかくだらないことで悩んでいる自分が恥ずかしくなったよ。
永遠のゼロ。
良い本に出会えてよかった。