「これいいよ」と言って貸してくれたブルーレイ「オーケストラ」。
物語はロシア。
ボリショイオーケストラの天才指揮者と言われた主人公が、思想の違いから政府に突然解雇され、劇場清掃員として不遇の時代を送っている。
ある日支配人の部屋を掃除している時に届いた一枚のファックス。
それはパリシャトレ座からの演奏依頼。
そのとき彼はかつての仲間達を集めてオーケストラを結成しようと画策する
って内容なんだけど・・・。
初めはかなりはちゃめちゃで、ハラハラしたり笑ったり呆れたり、そりゃもう大忙し。
だって本物に成り代わってオーケストラを作ってしまおうなんて無謀じゃない?
でもたくさんの壁を何度も乗り越えて、ついに行くのよ。パリまで。
それからがまた珍道中。
メンバー達はフランス観光に夢中でリハーサルにも来ないの。
怒鳴りまくるシャトレ座支配人、頭を抱える主人公。
ここはネタばれになるから書かないけど、ギリギリのタイミングで一通のメールがメンバー全員に送られて、やっとみんな演奏会場に集まる。
ここから感動の波がジワジワくるわけですよ。
演奏が終わった時には自然と涙が流れてて・・・。
この映画、一緒に育つ感覚っていうのかなぁ。
共感する映画とか感動する映画はあるけれど、一緒に育つ感覚を受ける映画って初めてかもしれない。
あんなにダメダメだったのに、一生懸命頑張ってこんなにすばらしい演奏をするなんて、よくやったよね〜みたいな感じ。
あ〜いい映画だった。
心がほっこりする映画。
すばらしい映画に出会えました。