今日、初めて動物香料というものを体験しました。
西坂がいつもお世話になっている香料界の師匠が、わざわざ持って尋ねてきてくれたんです。
一つはジャコウネコから抽出されるcivet(シベット)という香料。
ジャコウネコっていう種類の猫の会陰腺から分泌される液体です。
ジャコウっていうとムスクのイメージがありますが、それはジャコウネコではなくてジャコウシカ(鹿)です。
ムスクはシカの体内にある香嚢と言われる臓器から取り出されるドロドロの液体を乾燥させて抽出します。
もう一つはビーバーから抽出されるCastoreum(カストリウム)っていう香料。
これもジャコウジカと同じようにビーバーの体内にある香嚢から取れます。
雄と雌と両方とれるみたいですが、雄のほうがはるかに香りがいいらしいです。
雌の香りは雑臭が混じっていて良くないんですって。
いや~それにしても。
動物香料の原液なんて初めてだったから興奮しましたよ~。
あっ!ちなみに動物香料はアブソリュートです。
香嚢内の液体にアルコールを添加させて抽出するらしいです。
動物香料ってよく香水に入っていますが、これを入れることで全体のブレンドに淫靡な雰囲気を出すんですって。
もともとフェロモンだから、異性を誘う特別なものらしいです。
というわけで早速っと。
ジャコウネコのシベットは、はっきりいって臭い。ウッて顔を背けるような感じ。
体臭とか汗とか何かが混ざって酸化したような変な臭い。これは西坂にはムリです。
そしてビーバーのカストリウム。和名は海狸香(かいりこう)というらしいです。
シベットの、うげっ!ていうのがあったので、ちょっと引き気味に嗅いでみました。
そしたら・・・・・すっごくいい。すっごく素敵な香り。
南国の花みたいな匂いがするんです。
でもこの香りどこかで・・・。そう!プルメリア!
タイの高級精油、プルメリアの香りに似ています。
かなりいい仕事してますよ~。すごいぞ!ビーバー!
そしてその時、ふと思った。
ビーバーがこんなにいいなら、ジャコウジカはどうなんだろ~って。
香嚢から取れるなら、きっとビーバーに負けないぐらい良い香りがするんじゃないだろうか・・・と。
師匠のお話によると、やっぱりとても良い香りがするらしい。
香水のムスクの香りをもっと濃厚にしたような・・・という印象だとか。
次回お持ちいただけるということなので、すごく楽しみです。
ちょっと動物香料にはまりそうな気配。
今週は某大手香料メーカーの研究所に挨拶にいくので、ちょっとその話をしてみよう。
また楽しみが増えました~♪