大津市のいじめの事件。
本来子供なんて残酷なものだし空気読みも出来ないから、傷つくことを平気で言ったりやったりするものだけれど、今回の件は子供特有の幼稚な残酷さとはちょっと違っているような気がする。
人間の本来持つ資質的な部分が大きいというかなんというか。
一般論だけど、小さいころから動物虐待に興味を持つ子供って犯罪者的資質があるって言われている。
ここでいう動物虐待っていうのは、蟻の巣に水を流し込むとか、とんぼを捕まえようとして間違って羽をむしってしまったとか、そんなことではなくて(いやこれも十分グロイ話しだけど、子供なら一度は経験するわけで・・。)、例えばボーガンで鳥を射殺してみたり犬や猫の手足を切ってみたりっていうことなんだけど。
本来であれば、自分よりも小さなフワフワする動物を見て「可愛い」って思えることが、人としての真っ当な感情だと思うんだけど、そういう子供は、「弱者=可愛い」ではなく「弱者=征服」という風にベクトルが働くんだな。
そして征服の完成形を「暴力」に置き換えてしまう。
こういう子供はそもそもの感情が最初の段階で違っているから、成長に伴って「知恵」が加わると、とても陰湿でとても残酷な行為に発展する。
その最たるものが快楽殺人なんだと思う。
あくまで私の個人的な感想だけど、いろいろな情報を見る限り、加害者達はもともとそういう暴力的な資質を持っていたんじゃないかな。
そういった資質を持つ子供たちが類は友を呼ぶみたいな感じで集まってしまって、一人の同級生を犬猫をいじめるように攻撃した。
彼らに見えていたのは、一人の人間ではなくて、人間以下の存在だったのかもしれない。
だから遊びだなんてふざけた言葉が出てくるんだろうな。
将来どういう大人になるかは分からないけど、人格矯正のような処置をしない限り、またいつかどこかで同じことを繰り返すのかもしれない。
今度は明確な殺意を持った行為として。
こういう子は周りの大人がきちんと管理して、物事の善悪とかを徹底的に教え込まなければならないと思うんだ。
資質的に問題があるのであれば、早期に発見してあげないと大変なことになってしまうからさ。
ネットの情報からでしかないから、真実もそうじゃないこともたくさんあるのかもしれないけど、一人の人間が死んでいるっていう事実は変えられないからね。
そして自分たちがその原因になっているってこともね。
子供は将来の日本を支える大切な存在だよ。
その子供が同じ子供にいじめ殺されるっていうのはどうなのよ。
その子がどれほどの絶望感の中で死んでいったのか。それを思うと涙が出てくるよ。
子供のいない私が言うなって感じだけど、子供は国の宝なのさ。
だから世の大人たちは、自分の子供、人の子供関係なく、子供を育み、教育し、見守る義務があると思うんだよ。