歌うたいのバラッド

Writer: Rie nishizaka

少し前の話。

ひょんなことからカラオケスナックにいった。

西坂はこのカラオケスナックというのが苦手。だからめったに行かない。

なぜかって、知らない人のうまくもない歌を延々と聞かされて酒を飲むっていうのは拷問に近いから。

まぁ自信があるから、そういうところに行くのかもしれないけれど、プロではないのだからそういう人はボックスにいってほしいと思う・・と軽くスナックに対して営業妨害のようなことをほざく私。

ということをブチブチ言いながら、渋々同行。

はぁ〜。嫌だ嫌だと思いつつハイボールを飲んでいたら、連れの曲が入った。

連れとはたまにいきつけの店で会うぐらいで、歌うところは聞いたことがなかったので、たいして期待もせず、おざなりの拍手に興味のない視線を画面に向け私も聞くスタンスをとった。

そして彼は歌いだす。

・・・・・・

・・・・・

何?これ。

一瞬店内が静まり返る。

うまい・・うますぎる。ううん。そんな陳腐な表現じゃなくて、ただただ驚いてしまって声がでない感じ。

今までも上手だなぁって思う人は何人もいたけど、レベルが違いすぎる。

ポカ〜ンて口空いたまま顔みつめちゃったよ。やるなおっさん。びっくりしたよ。

声を張るわけでもないのに、綺麗な線が一本通ってて、すごく声に透明感があるの。

多分感性で自然にそうなってしまっているのだと思うのだけれど、アレンジもすごくいい。

本家よりもうまいなって単純に思ってしまった。

いろいろ聞いてみるとたまにライブとかにゲスト出演しているらしい。

そりゃそうだよね〜。素人の域は完全に超えてるわ。

プロになれるんじゃないの?っていったら、趣味だから楽しいんだよと言われてしまった。

そうだよね。もしかしたらきっと昔はいろいろとあったのかもしれない。だからこその言葉かもね。

いや〜。それにしてもびっくりした。

歌を聞いてお金払いたいって思ったのは初めてだ。

しばらく頭の中をリフレインしてたよ。

また聞かせてもらいたいな〜。今度は他の曲を歌ってほしい。


Trackback Leave a trackback from your site.
Trackback URL: http://blog.velutina.co.jp/archives/2749/trackback