福島の透析センター

Writer: Rie nishizaka

以前、福島県の人工透析専門センター”かもめクリニック”という病院へ伺う機会があり、実際に透析の様子を見学させてもらったことがありました。そこの病院の透析時間は約8時間。一般的な透析時間から比べると倍の時間がかかります。

それでも患者さんの数はかなり多い。1フロア100床以上はあると思われるベッドが、朝の7時半にもかかわらず半数以上は確実に埋まっている感じ。

そして一番びっくりしたのは、患者さん達がとても健康そうにみえることでした。

その理由は、やはり8時間の透析。

8時間かけることで、ゆっくりじっくり血液を濾過することができ、本来の腎臓の機能と同じぐらいの濾過機能が働くため、水分制限も塩分制限もなく、普通の人と変わらない暮らしができるそうです。

案内してくれた看護師さん曰く、

”8時間という時間は長く感じるかもしれませんが、食事の制限も無く、しかも終わった後の身体は、4時間とは比較にならないぐらい軽くなるので、一度受けた患者さんは必ずまた来院します”  とのこと。

なるほど・・・。確かに、各ベッドには仰向けになって見れるようなテレビが配置されていたり、看護師さんが常に目を配って話し相手になっていたり、とても細やかな気遣いがあちこちに見られました。

見学の最中に、拘束時間が長いとイライラしたりする患者さんも中にはいらっしゃるので、そんなときに利用できるアロマは無いですかと聞かれたので、ローズウッドや、ラベンダー、クラリセージ、オレンジなどをテッシュに落して、枕元に置くといいですよとアドバイスさせていただきました。

後日、早速ラベンダーを試していただいたようで、その際には、患者さんだけでなく、スタッフである看護師さんからも評判は上々だったそうです。

ヨーロッパの病院などでも、アロマテラピーなどは補完医療の一環として看護師達の間で一般的に行われており、患者さんとのコミュニケーションツールとしても注目されています。

良好なコミュニケーションと精油の効果が患者さんのストレス軽減に繋がり、病気が回復に向かえばこれほど嬉しいことはないですよね。

日本でも早くそういった日が来ればいいなぁと思う今日この頃でした。


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