酔っぱらい確保

Writer: Rie nishizaka

昨日の帰り道、たまたま通りかかったマンションの敷地内で潰れている酔っぱらいを発見した。

ほおっておこうかとも思ったけど、今時みたことないぐらいの潰れっぷりだったから、少し心配になって声をかけてみた。

「おじさん、大丈夫?」

「うぇ〜」

「風邪引くよ」

「ぐぉ〜」

やれやれと思って近くの自販機でお水を買って、手に握らせたら喉が乾いてたらしく即効で一気飲み。

人間てほんとこういう時は本能に忠実だね〜。

水を飲んだら少し覚醒したらしく、面倒くさそうに顔を上げた。

その顔がまぁ。

見事に涎と汗と涙にまみれてた(大爆笑)

おっさん、いい歳してなんて飲み方してんのよ〜。

見たところ還暦間近のような感じ。

「おじさん、家はどこ?」

「○○」

「じゃあ送ってくよ。立って」

「やだ。救急車呼べ」

「どこか痛いの?」

「歩けない」

「それは酔っぱらってるからでしょ」

こんな問答を延々と繰り返す状態。

 

酔っぱらって転んで足をくじいている可能性もあるから、しばらく話かけて様子を見たけど特に痛がる様子もないしね。

ただ吐きたくても吐けないつらい状況であるのは理解した。

酔いがきつい時って、吐いてしまえば楽になるんだけど、吐けないと気持ちの悪い状態がずっと続いてすごく辛いんだよね。

あっ、これ酒飲みのマメな。

一生懸命吐こうとして、でも吐けなくて、涎たらして涙流して汗をかいているおじさんを見て、なんだかもう不憫で不憫で。

でも救急車はタクシーじゃないんじゃ!

何度も「救急車呼べ!」って駄々こねるから、「救急車は今、全車出払ってるってさ〜」って言ったら「うそつけ!」って言われた。

酔っぱらっててもそういうところは、反応するんだね。

「おじさん、なんでこんなになるまで飲んじゃったのさ。」

「月末だからだよ!」

って言われた時には、本気で茶噴いたワ。

なんだその理由。笑える。

でもいつまでもこんな問答してても仕方ないからね。

呼びましたよ。

救急車ではなく警察を。

「事件ですか?事故ですか?」

「酔っぱらいを保護してます。場所は○○」

「わかりました、すぐ伺います」

そしたら来たよ。ちょっぱやで。

しかも5人も。

初めに一人が走ってきて、どこかに連絡をし、その後からわらわらわらわらと湧いてきた。

現場は警察官だらけで、ちょっとした事件現場のようだったよ。

そんな状況に一番びっくりしたのは、酔っぱらいのおじさん。

目がまんまるになってしまってきょとんとしてた。

ごめんね、おじさん。私、こうするしかなかったの(笑)

結局おじさんはパトカーに乗せられて行ったけど、ちゃんと家に帰れたかなぁ。

あの状況だと一泊二日コースかもしれないな。

なんだか人間の悲哀を感じたよ。

もしかしたらあのおじさんは小さい工場の経営者で、なんかしらのトラブルで月末の支払いが焦げ付いたんじゃないかとか、どこかの会社のリーマンだったけど、月末付けでリストラされたんじゃないかとか、いろいろ考えてしまった(ネガティブすぎるだろ…)

今日は二日酔いだろうな。

でももう無茶飲みしちゃ駄目だよ。

 

 

 

 


Trackback Leave a trackback from your site.
Trackback URL: http://blog.velutina.co.jp/archives/3843/trackback