デンタルクリニックとアロマテラピー

Writer: Rie nishizaka

最近、デンタルクリニックでもアロマテラピーを導入する歯医者さんが増えてきました。

やはり、独特の金属音と消毒薬の匂いが、わけもなく恐怖心をあおるからでしょうか・・・。

歯医者に行かなければと思うだけで、言いようのない緊張感を覚えます。

以前、都内の歯医者さんにアロマテラピー導入の営業をかけたことがありました。

そこは、受け付けに芳香拡散器を置き、ラベンダー精油と思われるものを焚いていました。

違う・・・。ラベンダーのような香りはしているけれど薄いし何か違うものが混じっているような・・・。人工?

横にボトルがあったので、どこのメーカーかはわかりますが、ここでは伏せておきます。強いて言うなら、お手ごろ価格なので一般受けはいいのですが、内容に疑問符がつくので、プロなら絶対に使用しないメーカーです。

ここの受付嬢は、ラベンダーには鎮静効果があるので、患者さんにもそう説明しているんですよとにっこり笑って説明してくれました。

惜しい・・・。アロマの説明は合っているけれど、アロマテラピー的には完全に間違っている。

ラベンダーが鎮静効果を発揮するのは、ラベンダー精油の中に入っている「酢酸リナリル」と「リナロール」いう化学成分によるものです。

この成分が精油の中で複雑に結合し、それが嗅覚や粘膜から自律神経や体内に作用すると高い鎮静効果を発揮します。

しかしながら、そこにもまた一定の要件が存在します。

それは、この成分が占める割合です。ラベンダー精油の中に、酢酸リナリル及びリナロールが約35~40%以上入っていないと、この鎮静効果は発揮されません。成分分析表があるところであれば、含有割合が書いてありますので見てみて下さい。品質の良い精油はたいていこのぐらいの割合はクリアしています

こういったことを知らないと、前述のクリニックのように、模造品を焚いて緊張感が・・・と説明するはめになります。

よくアロマの香りは臭くて嫌いと言う人がいますが、そういった方は得てして本物の精油の香りを知らないことが多いです。

大抵は、模造品のとがった香りを嗅いだために、脳が拒否反応を起こし、香り=アロマ=臭いという方程式が出来上がります。

天然精油の香りは、実際の植物の香りよりも数段濃いですが、決して不快ではありません。少し抽象的ですが、心に直接語りかけるような感覚があります。だって人間は植物とともに生きてきたんですもの。DNAの中に染み付いた香りは強かろうと弱かろうと嫌な感覚であるはずがありません。

天然精油を薄めて天然ものだといって販売しているメーカーがあるため、上のような方程式になってしまうのは悲しいことです。

もっともっとアロマの良さをきちんとした方法で伝えていきたいとVELUTINAは常に考えています。


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