エステとアロマの住み分け

Writer: Rie nishizaka

以前、日本に普及しているアロマテラピーの大半は美容と健康に役立てる流派であることから、一般の方々からみればエステと混同されてしまうという話をしたことがありました。

それでは、エステティックとアロマテラピーの明確な違いってなんでしょうね。

個人的には、「結果の速さ」なのだと思います。

エステティックには常に結果の速さが伴います。マイナス何キロ減!マイナス何センチ減!高額な機械を駆使し短期間で即効的に結果を出すのがエスティック。そしてその施術は健康な人に限られます。
例えば、皮膚疾患や既往症を持っている方などは、施術自体を拒否します。

アロマは自然療法ですから即効性というものはあまり期待できません。
痛みや凝りであれば、精油とトリートメント手技である程度は取り除くことができます。でもその後にある本当の原因を取り除くには、体質改善が必要だったりライフスタイルを工夫しなければならなかったりという長期的な取り組みが必要です。

アロマテラピーをお受けになるお客様方は、その強弱が個人差はあれ、みなさんそれぞれストレスからくるなんらかの不調を抱えています。それはお話をして解決すること、施術を受けて解決すること、様々です。当店のお客様にもアレルギー体質で苦しんでいたり、長年の頭痛に悩まされていたり、原因不明の皮膚疾患を抱えていたりという方がいらっしゃいます。その中には、肌荒れがひどくてエステに行ったのに、皮膚疾患だから施術の前に病院に行けと、心無い言葉で追い返されたという人もいます。

なぜこんな話をしたかというと、セラピストの中には、健康な人以外は一切施術は受け付けないという人がいるからです。それはそれで正しいことなのでしょう。何かあったときに責任はとれませんからね。

でもそうであればなぜアロマを始めたのでしょうか。健康な人だけ施術をすればいいと考えているのであれば、それアロマテラピーではなくエステティックの考え方です。

くどいようですが、アロマテラピーは予防医療に導入してもおかしくないほどの力をもった療法です。もちろん、今の日本では医師法、薬事法があり、それに逸脱することのないよう気をつけなければなりません。

私は、法律を遵守しつつストレスによる不調で苦しんでいる方が少しでも楽になるよう頭を使うのがセラピストだと思っています。VELUTINAがお医者様との連携を強化するというのもそのあたりの考えがあってこそです。

初めから施術を拒否するのではなく、いろいろな方面からお客様の言動を見て、施術の有無、病院受診の誘導の有無を判断して行動する。それがアロマテラピーの真のあり方だと思っています。


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