子猫物語

  • Posted on 7月 1, 2010 at 11:08 AM

先日(6月27日)、店の近くで子猫を保護しました。

店からの帰り道、明らかに不安そうな助けを求めるような声が聞こえ、どこで泣いているのかと探してみると、車通りの多い道路端から中央に向かってヨロヨロと歩いてくる。

「危ない!」

慌てて、車を避けながら走り寄り、抱き上げるとまるで体重を感じないぐらいに軽い・・。

白い毛が埃と排気ガスで灰色に染まっていて、なんとも不憫な状態でした。

周りを見回しても母猫らしきものは見当たらず、とりあえず保護することに。

でももっと困ったことに、私の家にはかなり人見知りで小心者な先住の猫がいます。

子猫を抱いて自宅に帰ると、案の定、先住猫は大パニック。威嚇しまくり怒りまくる先住猫を横目に見ながら、買ってきた牛乳をあげますが泣くばかりでまったく口にしません。

格闘すること1時間。

悩んだ末に、日ごろからお医者様のお客様が多い近所のお寿司屋さんに電話をしたところ、またここのお父さんがいい人で、すぐにお客さまである獣医さんに連絡をとってくれました。(お父さんありがとう)

獣医先生に今の状況と子猫の大きさなどを説明すると、生まれて1ヶ月ちょっとぐらいなのではということ。

夜中の1時になろうかというのに、親切丁寧に給水の仕方と、排泄の方法を教えてくださり、私の自宅近くのクリニックにまで連絡をとってくれて、ほんとうにもう感謝してもしきれない。

次の日朝一番で、自宅近くの動物病院と連れて行き、そのまま入院となりました。

でも安心したのもつかの間、その日の夜に連絡が入り、今夜が峠と言われ病院に置くか自宅に連れて帰るかの選択を迫られることに。

タイミングの悪いことに仕事で多摩市のほうにいたため、すぐには迎えにいけず私の心の中も大パニック。

これも運命だという諦めの気持ちと、誰もいないところで死ぬのは不憫だという哀れみの気持ち、その2つの思いが渦を巻いて仕事も手につかず、結果、子猫を迎えにいくことに。

先生からは「治療費はいらないので、今夜はそばにいてやってください」と一言。

あ~。こんなに小さいまま、こんなに衰弱して死んでしまうなんて。

なんて不運で、なんて可哀想な…。

声を出すこともできず、ただただ短い息を吐いている子猫を見て、せめて最後の時はあったかい中で頭を撫でながら見送ってやりたい。

そう思い、泣きながら一晩中抱いて「頑張れ!頑張れ!」と言葉をかけました。

先住猫も状況を理解したのか、威嚇することなく、黙って私の横で見守って…。

それが効いたのかな。

奇跡が起きました。朝まで持ちこたえたんです。

朝一で先生に電話すると、先生もびっくりして、そのまま病院へ直行。

今は点滴を中心に体力の回復を図っています。今後も予断は許さない状況ですが、せっかく生まれてきたのだから、もう少し生きて欲しいと思います。

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