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ビブリア古書堂の事件手帖

  • Posted on 4月 19, 2013 at 5:20 PM

話題の「ビブリア古書堂の事件手帖」を読んでみた

とりあえず1巻だけと思って手に取ったけど、気づいたら4巻読破してた(笑)

前から少し気になってはいたけれど、本屋に行くといつも違う本を買ってしまい、なんとはなしに優先順位が低くなっていたこの本。

そしてやっと買ったものの、やっぱり他の本を読み始めてしまったりして、しばらく後回しになっていたこの本。

ちょうど電車に1時間ぐらい揺られる出張があったので、これ幸いと読んでみた。

そしたら意外や意外。

面白い。

読みやすいというべきかな。学生の頃にはまった赤川次郎的な感覚かなぁ。

サクサク読める。情景が目に浮かぶ。楽しい。

やられたね。これは。

そしてなにより、本が好きな人間なら、一度は読んでみたいあるいは読んでみたという本について、いろいろ書いてあるから、なお楽しい。

ほんとに読書欲をそそる本だなと思った。

こりゃ人気もでるわけだ。

4巻まで発行されててまだまだ物語は続くのだけれど、楽しみで仕方がない。

まんまとビブリアンの仲間入りを果たしてしまった。

早く5巻でないかなぁ。

出たら即効買うぞ!

小説 プラチナデータ

  • Posted on 3月 29, 2013 at 3:45 PM

今話題のプラチナデータの原作を読んでみた。

東野圭吾さんの小説なのだけれど。

この人はいったいいつ寝ているんだろっていつも思う。

本当にこの人が書いているのだろうか・・・・とも思う。

本屋に行けばわかるけど、出している本の数が桁違い。

昔のから最新まであるにはあるけど、それにしても新刊の数も尋常じゃない。

まぁいいけど。

それでこのプラチナデータ。とても内容の濃い面白い話だった。

人間のDNAを国が管理することによって、犯罪抑止のツールとして使おうっていうのが始まり。

たとえば、犯罪を犯した人間を捜査する場合、聞き込みをしたり目撃証言を基に追跡したりするのが普通だけれど、DNAの捜査はそんなもんじゃない。

現場に犯人の血液、体液、毛髪、その他なんでもいいけどDNAが取れるものがあれば、そこから骨格、体格、顔のつくり、既往症まで分かる。そしてもっと怖いのは、親族関係にある人間まで割り出されてしまうってこと。

仮に私のDNAが登録されていて、私の親戚が犯罪を犯せば、西坂理恵さんの3親等以内に今回の犯罪者がいます。データに見合う人間を絞り込んでください。っていう感じで、犯人の割り出しがすこぶる早くなるっていうことなの。

ちょっと怖いね。

でも近い将来そんなことになりそうな気がするよ。

これ以上いうとネタバレになるから、あとは原作を読むなり、映画を見るなりしてくださいな。

でもちょっと思ったのは、原作と映画のキャストが合わな過ぎるなってこと。

どうとらえるかは個人の価値観だけど、すくなくとも私は原作レイプだと思った。

イメージが違う・・・。程度でいうとレベル5.

「ビブリア古書道の事件簿」と同じくらいと言ったら、分かる人には分かると思う(笑)

映画を観ていないから、あくまでもキャストに関してはってことだけどね。

映画はもしかしたら面白いかもしれないしね。

とりとめが無くなってきたので、このあたりでやめておきます(笑)

ジェノサイド

  • Posted on 3月 31, 2012 at 7:42 PM

高野和明さんの本「ジェノサイド」読了しました。

面白い!映画化してほしい!

その一言だな。

突然父を亡くした薬学部の大学院生が、父の行っていた研究を引き継ぐうちに巨大な陰謀に巻き込まれていく。
日本とアメリカ、コンゴで繰り広げられる頭脳戦。
人間の進化を見据えた新薬の開発。それは果たして成功するのか!

って感じ?

手に汗握る~。

新薬開発の話なので専門用語が多いのだけれど、特に難しいって感じではなかった。
それよりももっと化学合成の過程なんかを書いてほしかったなぁ。
そっちプリーズ♪
でもそれだと本筋から脱線してしまうか。すんません。

それと・・・構成がものすごく緻密。
いろんなところにトラップが仕掛けられてあって、それが最後に一つの意味を持って終わる。
そこだったか~って思わせる部分がいたるところにあるから飽きさせないで読ませてしまうんだな。

昔、貴志祐介さんの本を読んだ時の衝撃を思い出した。

13番目のペルソナとか黒い家とか読んだときのあの衝撃。

そういえばどちらも山田風太郎賞を受賞している。さすがだ。

とはいえ、今日のお昼から読み始めて19時に読了。

しめて7時間ぐらい読んでいたのだけれど、時間が経つのも忘れて読みふけってしまった。

さすが週刊文春ミステリーベスト3年連続1位!

圧巻です。

これを映像化したらどんな風になるんだろう。

興味ぶかい。

映画化したら絶対見ると思う。

永遠のゼロ

  • Posted on 12月 30, 2011 at 3:32 PM

知り合いに勧められて読んだ百田尚樹さんの「永遠のゼロ」。

泣いて泣いて・・・久しぶりにしゃくりあげるほど泣いた。

これほど泣いたのは「朽ちていった命」を読んだとき以来じゃないだろうか。

現代に生きる姉妹が特攻隊として亡くなった祖父の人となりを探るっていうところから始まる物語。

ほんとは内容をあれこれ書きたいのだけれど、ネタバレになるからやめておく。

途中ちょこちょこ泣くけど、最後の結末でエグ泣き全開ってことだけ言いたいかも。

初めは電車の中で読んでいたんだけど、どうにも涙ぐんでしまって先に進めないから家でじっくり読んだ。

結局家でも大号泣してなかなか読み進まなかったけど・・・。

なにをそんなにって思うかもしれないけど、自分の記憶にない戦争という不幸な事柄、亡くなった多くの命、悲しんだ多くの人たち。

その思いが一気に活字から気持ちに流れ込んでしまってちょっとパニックになっちゃったな。

この本、機会があったら一度は読んでほしい。

戦争を忘れないとかそんな話ではなくて、あの時代を生き抜いた、あるいは亡くなった人たちの生き様を忘れないでほしいって言う意味で。

なんだかくだらないことで悩んでいる自分が恥ずかしくなったよ。

永遠のゼロ。

良い本に出会えてよかった。

朽ちていった命~被曝治療83日間の記録~

  • Posted on 7月 14, 2011 at 5:43 PM

昨日、1999年に起きた東海村臨界事故のドキュメンタリー本を読みました。

はっきり言ってかなり重かった。途中で何度も読むのを断念しようかとおもうほど、つらい内容でした。

事故が発生した時の模様や被害者の状態、医師たちの治療戦略などが、医師の目線で書かれているドキュメンタリー。

一番被曝量が多かった大内さんは、被爆直後東大病院に運ばれてきましたが、その時にはまだ意識がはっきりしていて、皮膚も少し赤みがある程度だったようです。

でも大内さんを貫いた放射線は、染色体を粉々に破壊し、人間が本来持っている再生能力というものを全く機能しないものとしてしまいました。そして徐々にゆっくりと大内さんの体を蝕み始めました。

初めに出たのは皮膚の剥離という症状。いわゆる「やけど」です。
染色体の破壊によって、人間構造の設計図を失ってしまった細胞は、もはや自分で再生することができません。
細胞分裂が出来なくなるので新しい皮膚は全くできなくなります。
一番上の表皮はやけどの相を呈し皮膚はめくれ黒ずんで剥がれ落ちます。
通常大やけどをした場合には、上の皮膚を削り取り、人工皮膚を移植するのですが、大内さんは血小板数値がかなり低下していたため、少しの傷でも出血が止まらない状況に陥ってしまう状態にあり、治すための傷がつけられなかったそうです。

やむなく、妹さんから採取した皮膚を培養し、大内さんには血小板輸血を毎日繰り返すことで、皮膚移植の準備をしました。
でもこの皮膚が大内さんに定着することはありませんでした。
皮膚を移植した時には、体中の体液が皮膚から滲み出し、移植した皮膚はその体液で上に浮き上がってしまう状態にまでなってしまっていたからです。

やけどをした経験がある方は、この痛みわかりますよね。
表皮がなくなり真皮層がむき出しになっているということは、一番神経が集中しているところがむき出しになっているということ。
この痛みたるや想像を絶します。

事故から2か月経った時には、皮膚や腸の粘膜は出血を繰り返し、体液も毎日包帯からにじみ出てしまうほどになってしまっていたそうです。包帯交換の際にその包帯の重さを図り、排出されたと同量の水分を補給して延命処置をしていました。
医師も看護師も家族も、大内さんの回復を願い不眠不休で治療にあたりました。

でもその甲斐なく大内さんは息を引き取りました。享年35歳。子供さんは当時小学生でした。

この話。私は鮮烈に記憶に残っているのですが、今の政治家たちはきっと記憶にも残っていないと思います。
しいて記憶にあるなら、この事故が発端になって保安庁ができたということぐらいですかね。

原子力をまるっきり否定するつもりはないですが、大内さん含め2名が死亡し、700名近くが被曝、そしてその大半の人たちはいまだ後遺症に苦しんでいます。もちろん風評被害もありました。

今回、東海村の事故よりもはるかに深刻な事故が福島で起こってしまいました。
当時作業していた方が病院に運ばれたみたいですが、その後の情報って全く入ってきませんよね。
原発の中で何が起こっているのか、被害はどの程度なのか、出されている情報は本当なのか・・・。

福島に親を持つ立場としては、いつも歯がゆい思いです。
もうこんな事故は起きてほしくない。心からそう思います。